聖雅学院の生徒達による、何気ない日常を綴った日誌です。
No.243
2008/12/02 (Tue) 04:43:31
良く思う。
この学院は、笑顔に溢れている。
…ここに来る前の、私はどうだっただろうか…???
本日の、休み時間の出来事。
カワド
「ぐぅ~…」
モナ
「?カワドさん、何を唸っているんですか?」
カワド
「…いや…唸っているんじゃなくて、腹が減ったんだ…」
モナ
「え?今のお腹の音ですか?(笑)」
カワド
「ぐぅ~…」
モナ
「(笑)随分と空腹のご様子で」
カワド
「…いや…今のは唸っていたんだ…」
モナ
「え?そうなんですか?…さっきと同じ音に聞こえたけど…」
カワド
「そうか…?さて…どうかな…?(微笑)」
モナ
「…おやおや。なんだか、騙されている気分だな(笑)」
カワド
「さて…どうかな…?(クスクス)」
また、他にも
ルクパト
「ねぇねぇねぇ!イク~♪寒くなったねぇ☆イクは寒くないぃ???」
イクウォル
「寒いな」
ルクパト
「そうだよね~(>△<)最近めっきり寒くなったもんねぇ」
イクウォル
「そうだな。でも俺は何時でも寒いがな」
ルクパト
「え?そうなの???」
イクウォル
「ルーと話をしていると、そのウザい話し方には何時も寒気がするからな(笑)」
ルクパト
「そっかぁ☆そうだね★…って、ひどいよぉぉおお↓↓↓(;△;)」
イクウォル
「ははっ(笑)」
そういえば、思う。
私が彼らの笑顔を見ることが出来たのは、この場所に来てからではないだろうか?
まるでありきたりな出来事のように、日常を送ってきたけれど、これが何処でも、何時でも存在するものでは無いと、改めて気が付く。
ここは貴重な場所だ。
ふとモナと笑顔を交わしていた、あの人と目が合った。
彼は、少し困ったように、私に薄く微笑を向けた。
二度と、笑い合えない人も、この世には居る。
そう思っていた。
ありふれた、日常。
ありふれた、風景。
ここには、沢山の笑顔がある。
日常が、奇跡のように感じる。
私も、ふいに、笑顔をこぼした。
この世界は、なんと美しいのだろうか
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