聖雅学院の生徒達による、何気ない日常を綴った日誌です。
No.249
2008/12/05 (Fri) 15:34:02
本日は、心優しき大魔王イクウォルが、皆の健康を心配して、健康診断を無断で実施する事とする。
健康診断の内容は「血液検査」
皆の血液を採取し、それを調べて、健康状態を診断しようと言う訳だ。
…ん?ただ大勢の血液サンプルが欲しいだけではないのか、だと?
いやいや…それはほんのイレギュラーだ(笑)
あえて否定はしない(笑)
さて、血液検査にあたり、医療免許も何も持っていない俺直々に、皆の血液を採取させていただくとする。
注射器を人間に刺すのは初めてだ。
大丈夫、卓上での勉強と、イメージトレーニングはばっちりだ(笑)
皆の腕に針が刺さる瞬間の、その表情が非常に楽しみだ…
ふふふ…(テンション上昇↑↑↑)
ルクパト
「は~い♪それじゃみんな腕をめくって並んでね★」
ルクパトが張り切ってナースの格好をしている。
立て襟白衣に白のショートパンツ。
ナースキャップにはキラキラ光る星のアクセサリをつけている。
…激しくマニアックだ…
でも、白タイツのガーターベルトは良いので許す。
ちなみに俺も白衣に白シャツ。ネクタイをぴっちり。
髪を1つに結って、眼鏡までかけている。
とても真面目で優秀な医者に見えるだろう。
誰も俺を医者だと疑うわけが無い。
モナ
「勘弁してくださいよ(涙)
素人が注射なんて、シャレになりませんよ…!」
おっと、患者さん。
そんなに怯えて、お注射お嫌いで?
…丁度良い練習台が一番に来た。ありがたい(笑)
カッパの腕に青痰をしこたま作ってやった頃には、随分と注射もうまくなった。
この俺に出来ないことなど無い(笑)
注射は楽しい。
針を刺す恐怖。
怯えた目と、物理的な痛みが、患者に至極素晴らしい表情を作り出す。
…医者も良いものだ(笑)
ただ、患者の中には、蚊が自らの腕を刺しているのを発見しても
「お食事中ですね~♪いっぱい食べるのは良い子です、ぱちぱちぱち」
とか言うサルビアのような、鈍感なのも居るので、残念である。
かと思えば、浩紀のように、初心者の俺に針を刺される恐怖に、怯えながら喜んでくれる、マゾヒストも居て、非常に可笑しい。
あんまり浩紀が喜ぶものだから、ついつい血を抜き過ぎてしまった。
貧血でぶっ倒れたら、本物の医者のギュレーが面倒を見てくれるだろう。
この学院は良い人が大勢居て、感心である(笑)
…さて…
そろそろ飽きてきたな…
あとはスィベルに任せよう。
沢山の血液の提供感謝する。
俺の有意義なる実験に、皆が大いに貢献するであろう光栄。
感謝はいらない(笑)
…ん?
健康診断じゃないのか???
…ああ、そういえば、そうだったかな?(笑)
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