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聖雅学院の生徒達による、何気ない日常を綴った日誌です。
No.
2017/08/22 (Tue) 21:49:49

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No.386
2009/06/25 (Thu) 14:55:14

スィベル

思い出の人間に会うクエストらしいが・・・思い当たる人間がいない(汗)

一体誰に会うんだ・・・??



・・・・・・・・・
・・・・・・


ドアを開けると、懐かしい医学校の廊下だった。
・・・・・・・ここで会うって事は、まさか・・・

ふと、人の気配に振り返る。


スィベル
「クレマ・・・」

思わず名前を口に出すと、彼女は小さく苦笑した。

羊の角と耳、フワフワの髪の毛。
全てはあの時のまま、時が止まっている。

・・・クレマはもうこの世にはいないからだ。


クレマ
「(久しぶりです、スィベルさん)」

にこにこと微笑んで、手話で挨拶をしてくる。
生まれつき上手く話す事の出来ないクレマは、友達ともよく手話で会話をしていた。

と、そんな事はどうだっていい・・・
クレマに会えたら、どれだけ伝えたいと思っていた事があったか。


スィベル
「クレマ、あの時・・・」

話を切り出した俺を制止するように、クレマが首を横に振る。


クレマ
「(ワタシは、あなたから「ごめんなさい」を聞きたいわけではないです)」

スィベル
「・・・・・・」


言葉に詰まると、クレマはにこっと笑って見せた。


クレマ
「(学院は楽しいですか?スィベルさんは、今幸せ?)」

スィベル
「・・・こんな心境で幸せかと聞かれても、答え難いだろ(汗)」

クレマ
「(答え難い・・・それで十分答えになってる(笑))」


作り笑いとは違った表情で微笑む。


スィベル
「そうだな・・・(苦笑)」

クレマが、心の中で「よかった」と頷いてくれる。
そして、胸元からカードを取り出してきた。


クレマ
「スィベ ル、が、シアワせ・・・で、よ、よか た。カラだ・・・にき、気 ヲ、つけ て ね」

喉から声を押し出すように話す。
流暢に話せなくても、それを言葉にしようとしてくれる事が嬉しかった・・・
そして、懐かしさにつられて微笑む。

スィベル
「クレマも元気で・・・あ、元気でってのも変な話だが(汗)」


クレマは、苦笑して頷き、手を振った。
こちらも軽く手を上げて挨拶し、携帯のボタンを押した・・・


クレマ
「アリ ガと・・・!!」




俺が消える瞬間にクレマが叫んだ。
ありがとう・・・


昔の自分だったら、あの場から戻りたいとは思わなかっただろうな。
クレマ、こちらこそありがとう・・・




って、結局それすら伝えられてないじゃねーか!!
・・・何やってんだ(滝汗)

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