聖雅学院の生徒達による、何気ない日常を綴った日誌です。
No.219
2008/10/30 (Thu) 11:02:01
・・・ネオだ。
今回の私の使命は『障害物競走』とやらに出る事らしい・・・
こんなくだらない遊びに付き合っている時間は無い。
可及的速やかに終わらせて、研究に戻るとする。
障害物競走・・・どんな内容かは知らぬが、おそらく軍事訓練のようなものだろう。
在軍経験もある私には、さほど難しい競技でもない。
では、参る。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・予想の通りだ。
スタートの合図で走り出し、
まず最初のトラップである敵の網を潜り抜ける!
(※ただのネットくぐりです)
次に、敵城へ潜入する為に通るであろう配水管を歩腹前進でゆく!
(※ただのトンネル抜けです)
ここで味方軍からの救援物資にて栄養を補給!
(※ヤ●ルトの早飲みです)
何ぃ?敵城は崖の向こうと想定致すか!?
・・・確かに丸太渡りもそういった場合を想定するならば検討しておくべきといったところであるな。
善処致す!
(※いえ、平均台です)
!!!
敵軍に見つかった!!手榴弾による攻撃を避けながら丸太上を前進!
(※玉入れで使用された玉です)
ついに敵城に着いた。
後は、この箱の中から宝を見つければ良い。
白い粉にまみれた箱に手を伸ばす。
・・・!?
何?手を使うなだと!!?
ではどうやって中の宝(※飴玉です)を取り出すのだ!!?
!!!
息を吹きかけて探す!!
そうだな!!?
私とした事が・・・何たるうつけ!!
敵にわざわざ指紋と手跡という証拠を残すところであった!!
だがここで自分を恥じている時間は無い・・・!
やり方がわかったならそれを試す迄だ!!!
私は、全肺活量を使って箱の中の粉を吹いた。
・・・真中にはないようだ。
ならば右か?
・・・違う。
左でどうだ!?
酸欠からくると思われる視界の悪さの中、ついに宝(※だから飴です)を見つけた!
急いでそれを銜え、ゴールに向かって疾走する。
・・・任務完了。
この学院にしては、中々考えられた修行であったと感じる。
飴も・・・悪くない。
競技は終わった故、私はこのまま研究室に戻るとする。
・・・?顔が白い?
何のことだ?
以上
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