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聖雅学院の生徒達による、何気ない日常を綴った日誌です。
No.
2024/03/29 (Fri) 22:53:01

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No.280
2009/01/23 (Fri) 12:12:54

ユニファイ

ユニファイだ。

学院長の申し付けで、遠方のこの国へ訪れた訳だが、ようやく目的の珍しい楽譜を借りるべく、最後の交渉の場所までたどり着いた。

楽譜の権利を持っている人物。

それはどうやらその楽譜を作った人物のようだ。
女性らしい。

大きな宮殿のような屋敷に住む、その女性。

彼女は、豪華な装飾が施された、その宮殿の奥。
大きな窓の傍で、たった1人外の景色を眺めていた。

憂いを秘めた、その眼差しで




その彼女の元へ行ける、大きな扉を、私は空けた。




ユニファイ
「貴女を探してここまで~ようやく辿りついた~♪
こ~の、場所~に~♪」

女性
「ま~ぁ~!?♪貴方は~どなた~?♪
突然~訪ねて来る・な~ん~て~♪」

ユニファイ
「ご無礼~お許しを~…♪
貴女にお会いできた~喜びで~胸が張り裂けそうなのです…~♪」

女性
「ま~ぁ~!!?♪(照)何か~御用~なの・か~し~ら~♪」

ユニファイ
「♪~どうぞ~貴女に~私の血から出来た~♪
この赤い~薔薇を~…♪

(片膝をついて薔薇を一輪差し出す)
この薔薇は~美しい~♪

しかし~…♪

貴女の方が~…もっと~美しい…~♪」



キラキラキラキラ…☆(効果音)



女性
「ま~ぁ~!!!!!♪♪♪(照)」

ユニファイ
「私共の~♪頼みを聞いて~頂けま~すか~…?♪」

女性
「……♪~はい…~♪」





こうして、彼女の許可を頂き、私共は珍しい楽譜の入手に成功した。

歌と言うのは不思議なものだ。
自然と優しい言葉が出てくるものである。

だからこの国の皆は、歌で会話をしているのか。

誇張した表現でも、歌で表現すれば、素直に口にすることが出来る。

…ん?
誇張した表現って言うのは、嘘と言う意味か?だと?
いや、私は嘘などつかない。

彼女は確かに美しかった。



心が。



見た目の話では無い。


以上。
ところでこの楽譜は何が珍しいのであろうか???
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No.243
2008/12/02 (Tue) 04:43:31

ユニファイ

良く思う。
この学院は、笑顔に溢れている。

…ここに来る前の、私はどうだっただろうか…???




本日の、休み時間の出来事。

カワド
「ぐぅ~…」

モナ
「?カワドさん、何を唸っているんですか?」

カワド
「…いや…唸っているんじゃなくて、腹が減ったんだ…」

モナ
「え?今のお腹の音ですか?(笑)」

カワド
「ぐぅ~…」

モナ
「(笑)随分と空腹のご様子で」

カワド
「…いや…今のは唸っていたんだ…」

モナ
「え?そうなんですか?…さっきと同じ音に聞こえたけど…」

カワド
「そうか…?さて…どうかな…?(微笑)」

モナ
「…おやおや。なんだか、騙されている気分だな(笑)」

カワド
「さて…どうかな…?(クスクス)」




また、他にも

ルクパト
「ねぇねぇねぇ!イク~♪寒くなったねぇ☆イクは寒くないぃ???」

イクウォル
「寒いな」

ルクパト
「そうだよね~(>△<)最近めっきり寒くなったもんねぇ」

イクウォル
「そうだな。でも俺は何時でも寒いがな」

ルクパト
「え?そうなの???」

イクウォル
「ルーと話をしていると、そのウザい話し方には何時も寒気がするからな(笑)」

ルクパト
「そっかぁ☆そうだね★…って、ひどいよぉぉおお↓↓↓(;△;)」

イクウォル
「ははっ(笑)」



そういえば、思う。

私が彼らの笑顔を見ることが出来たのは、この場所に来てからではないだろうか?

まるでありきたりな出来事のように、日常を送ってきたけれど、これが何処でも、何時でも存在するものでは無いと、改めて気が付く。

ここは貴重な場所だ。



ふとモナと笑顔を交わしていた、あの人と目が合った。

彼は、少し困ったように、私に薄く微笑を向けた。



二度と、笑い合えない人も、この世には居る。
そう思っていた。


ありふれた、日常。
ありふれた、風景。

ここには、沢山の笑顔がある。



日常が、奇跡のように感じる。


私も、ふいに、笑顔をこぼした。




この世界は、なんと美しいのだろうか
No.213
2008/10/22 (Wed) 11:47:05

ユニファイ


ユニファイだ。

運動会。
私はあまり運動が得意では無く、チームの足を引っ張らないように善処したいと考えている。
皆、素晴らしい体力と運動能力の持ち主であるから、難しくはあるだろうが……


私の担当種目は借物競争だ。

そのような競技を耳にすること事態がはじめてである。
前項にもカフィーが記されているような競技なわけであるが、非常に難解であろうと予想できる。

善処したい。

競技が開始される。
まず、借り物を書いたメモを取りに行く時点で、遅れをとる。

走るのは、あまり得意では無い……

最後に残されていた紙を拾いあげる。
書かれた内容を確認。

「薔薇」

薔薇…

……………

……………

自らの所有物で良いのか?

良い?

そうか。
ではゴールに向かうとしよう。

私は手を少しだけ上にかかげ、その指の先に血のような紅色の薔薇を、一輪咲かせる。

薔薇ならば、私の体内に、無数に咲き誇っている。


ゴールは、もうすぐそこだ。
No.198
2008/10/01 (Wed) 11:55:16

ユニファイ

ユニファイだ。

今は秋。
スポーツの秋と言い、秋はスポーツをするものらしい。
運動会と言うものも存在するようだ。

…運動会…

私には不向きな行事である。

私には読書の秋あたりが相場と言うものか。


そんな私を、モナがジョギングとやらに誘ってきた。

モナ
「たまには身体を動かすのも良いじゃないですか。スポーツの秋ですしね♪
それに、運動会までに体力づくりをしておかないと」

……正直乗り気ではなかったのだが、運動会とやらを出されると弱い。
確かに体力づくりと言うものも、必要かもしれない。

私はジョギングとやらに参加する事にした。


早朝、モナが私を迎えに来た。
モナ以外にも人が居る。

スィベル・サルビア・ぽぽた・ステビア・ウェット・モモ・カワド

…随分と大人数だ…

スィベルとステビア、そしてぽぽたの手にはバスケットが握られている。

ステビア
「折角ですので、お弁当も用意してきました(にこ)」

…ジョギングに弁当が必要なのか?

そうして、大人数でのジョギングが始まった。
学院裏の山を登る。

体力的に、私はその坂を走って登る事は不可能だ。
どうやら、ぽぽたやサルビア(サルビアは懸命に走っているつもりのようだが)も、私と同じらしい。

そうしているうちに、皆がペースをあわせ、歩いて登って行く事となった。

…自身の体力の無さを痛感する。

モナが「歩いた方が身体に良いですよ」といらないフォローをする。
全く、甘い男だ。

そうしているうちに、日が空のてっぺんほどまで登ってしまう。
頂上についた頃には、昼時になっていた。

…スィベルとステビアは、この結末を想定して弁当を持ってきていたのだろうか?

弁当を広げ、皆で食す。
弁当の中身は秋の味覚で溢れていた。

辺りを見回せば、少しずつ色づく葉。

空には秋を表すうろこ雲が広がっていた。

モナ
「どうですか?スポーツの秋も楽しいでしょう」

モナが馬鹿みたいに笑う。

…そうだな。
悪くない。

ただし、これがはたしてジョギングだったのか?
スポーツの秋というか、食欲の秋ではないのか?
などと色々と疑問が湧いてもくる。

目の前で、上手そうに飯を食う皆の姿を目の当たりにしていると(笑)
No.158
2008/08/06 (Wed) 14:29:06

ユニファイ

本日の日誌担当、ユニファイ・セレイオスだ。

クエスト週間も終わった。

鬼ごっこと言うのは奥が深いものだ。
逃げる側も追う側も、それなりの知恵と体力を必要とするのだろう。

私は今回追う側だった訳だが、難解さを痛感した。
きっと、逃げる側の人間も、相当に難解であったのだろう。
そう予想する。

ところで、皆の鬼ごっこのレポートを拝見して、感じた事だが、



逃げる人間は、追う人間の前に、のこのこと現れ過ぎではないだろうか…?



何故、逃げる側の人間が、あれほど高確率でわざわざ姿を追う人間の前に現していたのだろうか…???
私が逃げる立場ならば、なるべく姿を人前にさらさぬようにするよう、考えるが…(長考)

皆、高度な作戦を立てたというわけなのだろうか?



しかし、ほとんど追う側の人間が勝利しているところを見るに、そうでもないのだろうか?



…なかなか奥が深いものだ…

鬼ごっこと言うものは…
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