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聖雅学院の生徒達による、何気ない日常を綴った日誌です。
No.
2017/06/29 (Thu) 04:03:35

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No.298
2009/02/18 (Wed) 15:18:43

カワド

カワドだ・・・

バレンタインデーを随分と過ぎてしまったが、まだバレンタインの話題ですまない・・・

1つ言わせて欲しい・・・

俺はバレンタインデーに、あの極楽鳥みたいな寝癖のライオンにチョコレートを恵んで貰わなくてはならないほど、悲しい思いをしてはいない・・・

それだけはとりあえず言わせてくれ・・・
変な勘違いをされても困るからな・・・(滝汗)

まぁ・・・確かに俺はそんな行事とは縁遠い男だ・・・
普通の人間と、気安く関わりにあいになれるような職業では無いからな・・・(ため息)

バレンタインの日。
クラスでは女子達が手作りのチョコレートを配って歩いている。

平和な光景だ・・・

血生臭い体の俺には、つくづく縁遠い世界だ・・・
そんな事をぼんやりと考えていた時だ・・・

「ちょこ、あげるでぃす」

足元に、小さな陰が現れた。
普通の人間より、小さな体と、大きくてふさふさとした耳・・・

ぽぽただ。

ぽぽた
「いっしょうけんめいつくったでぃす
かわどさん、あげるでぃす!」

薄く頬を染め、賢明に小さなな腕を伸ばして、手にしているチョコをこちらに差し出している。

その小さな手にある、小さなチョコレートは、ぽぽたの手作りのようだ。
俺に、受け取ってもらえるのだろうかと見上げる目は、光の加減なのか、きらきら潤んでいるように見える。

小さな体。
きれいな瞳。
一生懸命作ったチョコレート。

全てが、俺とは縁遠いもので、
それがすぐ側にある・・・

何か、少しくすぐったいような気持ちになった・・・

カワド
「ありがとう、ぽぽた・・・すまないな・・・」

そう言って、チョコをぽぽたの手から受け取る。
ぽぽたは嬉しそうに微笑んで「クラスのみんなの為に、サルビア達と一生懸命手作りしたのだ」と語ると、スキップするように、サルビア達の元へ走り去っていった。

その後ろ姿を見送りながら、つい薄く笑みがこぼれた・・・

チョコレート1つで、こんなにも穏やかな気持ちになることなど、そうそう無いだろうな・・・
本当に貴重な義理チョコを、貰う事が出来た・・・

そんな今年のバレンタインデーだった・・・
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