聖雅学院の生徒達による、何気ない日常を綴った日誌です。
No.270
2009/01/12 (Mon) 11:48:22
モモです・・・
今朝は、こちらも雪が降りました・・・
周りの音を吸収し、降り積もる雪を眺めていると、
雪にはただ静かに・・・このまま永遠と世界を白色に変えていく力がある気がしてきます・・・
雨の日も好きだけど・・・雪も・・・綺麗・・・
・・・・・・・・・?
そんな雪に見惚れていると、音楽室からかすかに音がもれてきました・・・
・・・誰か・・・いるのかしら・・・?
覗いて見ると、マルコさんでした・・・
深くソファに掛けて音楽を聴いているようです・・・
モモ
「・・・・・・珍しいですね・・・こんなところに・・・いらっしゃるなんて・・・」
マルコ
「そうか?・・・此処から見える景色は嫌いではないのだがな。
・・・今は雪に覆われ何も見えたものじゃない」
・・・少し・・・疲れてらっしゃるのかしら・・・?
声に元気が無いように感じます・・・
モモ
「何か・・・飲み物でも持ってきましょうか・・・?」
マルコ
「気を遣うな。構わん(哂)」
モモ
「・・・では・・・もう少し・・・ここにいて良いですか?」
マルコ
「滑稽な(笑)・・・好きにしろ。」
小さく頷いて、私はマルコさんの背後の壁際に立ちました・・・
そして・・・マルコさんの為に唄いました・・・
私達人魚の唄には、人の精神に影響をさせる力があります。
・・・マルコさんに癒しの唄を・・・
黙って聴いていてくださったマルコさんでしたが・・・
しばらくして眠りについたようです・・・
・・・雪が融ければ、音楽室の窓の外には手入れされた花壇が広がります。
でも今は・・・休息の時・・・
マルコさんも・・・今はゆっくり休めますように・・・
・・・・・・しばらくして音楽室を出ると、学院のいたるところで人が眠っていました・・・
・・・声が届きすぎたようだわ・・・まるで・・・眠りの森みたいに誰も起きません・・・
・・・困ったわ。
廊下で寝ている皆さん・・・風邪を引いてしまったらごめんなさい・・・
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