聖雅学院の生徒達による、何気ない日常を綴った日誌です。
No.349
2009/05/04 (Mon) 10:47:33
此の学院は、次から次へと・・・
よくもかようなくだらん催しを思いつくものだ。
然も、余に祭りの飾りつけをしろと云うのか?
学院長・・・貴様等はよほど命が惜しくないと見える。
フン・・・まあ好い。
他国の祭りと云うのは聊かだが余の感興をそそる。
「こいのぼり」とやらが、何れ程美しい民俗芸能か見物したいと思う(哂)
幸い、こいのぼりの入った箱は直ぐに入手出来た。
此れを、学院の正面玄関にある柱に繋げば余のクエストは完了する。
他愛も無い・・・
皐月の空を泳ぐこいのぼりとやら、其の姿を余に見せてみよ(微笑)
白い衣装箱の蓋を持ち上げた。
マルコ
「・・・!!!?」
そこには、黒と赤と青に染められた 筒の様な魚の布が存在した。
・・・此れが、こいのぼりか。
マルコ
「何と・・・・・・不細工な(驚愕)」
余の感覚では理解に苦しむ。
空を泳ぐ魚とは、もっと耽美で優雅なものではないのか?
・・・確か、モナ・ポライズには絵描きの才があると聞いたな。
モナ・ポライズ、期日までに此の魚拓を美しく仕上げよ。
飾るのは其れからだ。
書記
マルコ=フェルッチオ
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