聖雅学院の生徒達による、何気ない日常を綴った日誌です。
No.152
2008/07/29 (Tue) 23:57:02
こんにちは、ステビアです(にこ)
本日でクエストは7日目となります。
私のクエストのパートナーはモモさんです。
モモさんは、まるで、人形のように美しい、人魚の女性です。
男である私が、女性であるモモさんを、全力で捕獲しようとする様は、あまり紳士的とは言えなく見えるかもしれませんね(苦笑)
ですが、今回は学院から、提示されましたクエストで行う鬼ごっこ。
生徒皆が全力で挑むべき、期末テストと言う訳です。
それで手を抜くわけにもいきませんし、又、手を抜けば、それはモモさんに対しても失礼というもの。
女性だからと、甘やかすのは、まるで女性の実力を馬鹿にしているようではありませんか?
ですから、私も、また、モモさんも全力で今回のクエストに挑ませて頂きました(にこ)
モモさんは人魚なので、わずかな水があれば、その水を増幅させ、津波を起こすことが出来ます。
そして私は、有翼の為の飛行と、灼熱の業火を戦の術といたしております。
水と炎。
戦うには何とも相応しい対決といった感じでしょうか(にこ)
モモさんが、自ら起こした津波にのまれるようにして、全てのものを巻き込みながら、廊下を逃げるのであれば、私は自身の炎で、その水を追うように気化させ、道を切り開き、後を追います。
モモさんが、離れの倉庫に逃げ込んだと情報を得れば、私はその倉庫を瞬時に焼き払い、モモさんを探します。
そんな追いかけっこを繰り返しているうちに、随分とクエストの日にちも過ぎてしまったようですね。
周りでは、水浸しになった教室や、全焼した倉庫などの修復作業が随分進んでいるようです(にこ)
さて、本日モモさんはプールに逃げ込んだようです。
人魚のモモさんは、水の中ではまさに人魚の姿となります。
水の溢るるプールは、まさにモモさんの舞台。
プールからは水がとめどなく溢れています。
私は空中からプールを眺めていますが、それでも、津波が私を襲ってくる程の勢いです。
人魚姿のモモさんは、オールヌードに近い状況なので、それを見たいが為なのか、男子生徒がわいわいと流されていく姿が沢山見受けられます。
さて、私はどうしましょうか?
何時までも空に浮かんでいても仕方が無い。
モモさんを捕まえるには、どうするか?
そうですね。
相手の懐に入るしかないでしょうね(にこ)
私は津波に向かって急降下しました。
水は容赦なく私を襲ってきます。
空中なのに、おぼれてしまいそうな程に。
空の上で水の中を泳ぐ私は、モモさんを、水中の奥底で見つけました。
水の中では、手を伸ばしても水圧に負けてしまう。
ならば
………
ステビア「モモさん、捕まえました(にこ)」
モモ「…捕まって、しまいました…(はにかむように、微笑)」
人魚の姿から、人の姿に戻ったモモさんに、自身の着ていたマントを羽織らせ、ようやく私はクエストをクリア致しました(にこ)
…どうしたかって?
簡単ですよ。
水中ではモモさんにかなわないのですから、地上に還せば良いだけの話。
そこにある水が全て気体になれば、そこは水の中では無くなる。
ただ、それだけですよ(にこ)
おや、観覧していた(通りすがりの人も居ましたが)沢山の生徒達が、皆さんちりちりのアフロヘアーになって、焼け焦げてしまっているようですね。
…真剣勝負の真っ最中に、助平心を抱いて、野次馬なんかにやってきた、皆さんが悪いのですよ?(にこ)
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